Column Vol.09
台風15号の接近に伴う断水巡視船による給水支援を実施
本庁警備救難部環境防災課
台風15号の接近に伴う断水巡視船による給水支援を実施
本庁警備救難部環境防災課
令和4年9月24日、台風15号による記録的な大雨により静岡市清水区では、区内のほぼ全域が断水の被害に見舞われました。
清水海上保安部では断水情報を認知後、直ちに静岡市に対して、巡視船による給水支援を提案したところ、静岡市から正式な要請がなされたことから、その日のうちに巡視船による給水支援を開始しました。
第三管区海上保安本部等は、被災者の不安を解消するため、あらかじめ給水支援を実施する前日に、開始時刻を広くお知らせするなど、海上保安庁Twitter等を活用した情報発信を行いました。
多くの方が集まる給水に際し、導線を自動車、自転車、徒歩に区分の上、交通整理の要員を配置するとともに、職員があらかじめ容器を預かり手際よく給水したのち引き渡すなど、安全かつ円滑な給水を実施しました。
特に、自動車で来られた方の給水はドライブスルー方式を採用の上、職員が容器の積込みまで行ったことで、被災者の負担軽減や待ち時間の短縮を図ることができました。
9月24日から9月30日までの計7日間にわたり、清水海上保安部所属の巡視船「おきつ」のほか、横浜海上保安部所属の巡視船「いず」、御前崎海上保安署所属の巡視船「ふじ」を現地に派遣し、合計2,776件、185.6トンの給水支援を実施しました。
職員は「被災者の心も満タンに!」と笑顔で対応し、市民からも笑顔と感謝をいただけたことから、今回の給水支援を通じて、地域の繋がりを深めることができました。
給水支援の状況
給水支援の状況
夜間における給水支援の状況